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AVGレビュー > フリーAVG > 続鬼ヶ島 作者サイト名:続鬼ヶ島 吉里吉里版作者サイトURL:http://onigasimak.hp.infoseek.co.jp/ ―古き良き― 現在、多くのゲームが美麗かつ膨大な量のグラフィックを投入し、シナリオを長大化させる傾向にある。決して 好景気というわけではないのに、「そうしないとプレイヤーが満足しない」という不確かな幻影に取り付かれている クリエイターは、こうしたボリュームのインフレーションから逃れられていない。その一方で、進化しすぎたゲームに 疲れているのか、膨大なゲームはもういらないという人も増えてきている。続鬼ヶ島はそういうプレイヤーの心を癒す作品だ。ファミコンディスクシステムで人気を博した「新鬼ヶ島」の 二次制作として、2ちゃんねるから発信された。顔も知らない人間同士が集まって作品を作ることの困難さは言うまでも ないが、それは新鬼ヶ島に対する強烈なリスペクトによって見事成し遂げられた。画面のレイアウト、ゲーム中に 使われている文字はロゴなどを除いてすべて平仮名、出来る限りドット絵を使用している――など、当時のレトロな 雰囲気を崩すことなく当然のように味わわせてくれる。この雰囲気だけで良作。 ストーリーは原作の二年後、竜が復活してしまい、主人公が再び解決のため奔走するというシンプルな構成。 コマンドを選択するごとに現れる暖かいメッセージや主人公変更システムも盛り込んでいて、原作プレイ経験のある 人にはたまらないだろう。ボリュームもなかなかのもので全8章からなり、数時間は楽しむことが出来る。そして元が 御伽噺なので、子供から老人まで幅広い世代に通用する。こういう作品はありそうでなかなかないものだ。 現在の商業ゲームでは絶対にプレイの出来ない、古き良き作風。フリーゲームだからこそ味わえる逸品である。 ぜひとも多くの人にプレイしてもらいたいと思う。
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