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AVGレビュー > フリーAVG > 閉ざされた雪の中 作者サイト名:作りゲーム置き場作者サイトURL:http://zunzunzun.hp.infoseek.co.jp/ ―定番&本格的な閉鎖空間ミステリ2― ある夏の日、山荘にて……に続く閉鎖空間ミステリ。前作が好きなら間違いなく楽しめるだろうなとプレイ前から 思っていたが、まったく100パーセント期待通りだった。しがないフリーライターの小松崎孝治は、スキー旅行に行っていた妹の琴美から連絡を受ける。なんと宿泊先の 宿で死人が出たという。そこで孝治は琴美からの情報を頼りに事件を推理していく。今回はつまり安楽椅子探偵 というわけである。前作と違うのはキャラにシルエットが付いていることで、これがまた分量が多く、しかもよく動く。 漫画のような効果線が出ることもあって、演出力は段違いに増している。そこらの有料の同人ゲームよりもよほど 作りこまれているのだ。 本作は「推理編」と「雪の中編」に分けられている。推理パートには時間制限がついているのだが、時間切れに なると、強制的に「雪の中編」に移行するシステムだ。おかげで緊迫感がずいぶんとアップ。真のエンディングは できるだけ早い段階(停電前)に解決しないと見られないという仕組みで、手当たり次第に情報を集めるだけでは いけないのである。実に上手く作ったものだと思う。ちなみに真のエンディングはゲームを進めるといずれ出てくる 「ナビゲートモード」でも見られるようになっている。こうした親切設計はとてもありがたい。そして、前作にあった 「間違っているけどそれっぽい推理」も健在。時にはやたらおかしな話になることがあり、作者の多大なるサービス 精神を垣間見ることができる。 難易度はかなり高いが(特に「雪の中編」)、演出力やゲーム性という点で確実に前作以上と言っていいと思う。 というか、ここまでの分岐数を作ってしまう作者の労力に脱帽。ひょっとして琴美は歴代のフリーAVG中、もっとも 殺されまくるキャラクターなのではなかろうか。
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