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AVGレビュー > シェアAVG > ひぐらしのなく頃に礼 作者サイト名:07th Expansion作者サイトURL:http://07th-expansion.net/ ―ひぐらしは終わらない― ひぐらしのなく頃にの待望のファンディスク。収録されているのは本編の番外編である新エピソード「賽殺し編」と 「昼壊し編」、そして目明し編にのみ収録されていたお疲れ様会。賽殺し編は祭囃し編の後日談で、昼壊し編は 3Dアクションゲームとしてヒットを飛ばしたひぐらしデイブレイクの世界観を利用したもの。梨花は昭和58年6月をついに乗り越え、部活メンバーたちと夏を満喫していた。ところがある日、彼女は交通事故に 遭ってしまい、目が覚めたらそこはおかしな世界だった。……おそらくは誰もが一度は考えた「誰もが傷ついて いない幸せな世界」それが賽殺し編だ。みんな幸せなはずなのに、苦労して未来を勝ち取った梨花にはひどく 居心地が悪い。この世界での梨花は学校では嫌われ者であり、クラスメートたちは大仰ではないけれど、陰湿な 空気に満ちている。このあたりの人間のマイナス面の描写には非常に圧迫感があって、竜騎士07氏の筆力を 再確認した人も多いのではないだろうか。このシナリオのテーマにはとても考えさせられるものがあり、文章を追う ごとにううむと唸らされた。 対して昼壊し編は愉快痛快そのもの。相思相愛を実現する紅白の勾玉の片割れを飲み込んでしまったレナと、 色んなメンバーが織り成す喜劇である。少年少女たちの果てしない暴走とコミカルな描写は、もはや竜騎士節と 称されるものだろう。賽殺し編でしんみりしたあとに読むと、効果は抜群。本当にひぐらしは悲劇も喜劇もレベルが 高いなと思った。 総プレイ時間は数時間程度で、分量的には本編に比べて物足りない感は否めないが、ストーリーは非常に良質だ。 ファンディスクとしてこれ以上は望めないだろう。ひぐらしはこれで区切りがついたわけだが、竜騎士07氏は 気が向いたらまたひぐらしを書きたいというようなことを言っている。プレイヤーとしても、いつまでもひぐらしは 終わってほしくない思いはあるので、こういったミニシナリオを発表し続けてくれたら最高だ。
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