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AVGレビュー > シェアAVG > 街痛 〜運命の導火線〜 作者サイト名:猫ノ事ム所作者サイトURL:http://www7a.biglobe.ne.jp/~catsoffice/ ―自由気ままな新たな街― タイトルからもわかるように、ザッピングシステムで名を馳せたチュンソフトの「街」のオマージュ作品。痛と書いて 「つう」と読ませるセンスにさっそく脱帽しつつ、どれほど本家への愛が込められているかという観点でプレイさせて もらった。結果は大満足だった。虚構と現実の狭間に存在するサヤマシティ(公式サイト紹介ページより)で、3人の主人公が物語を繰り広げる。 敏腕の私立探偵・宇賀神=ミハエル=恭介。ネットポエマーの「ぼく」。そしてキモいニートの矢玉友彰。宇賀神は ともかく、残りのふたりはプロフィールだけでなるほどこいつぁ痛いと思わせる。ザッピングと選択肢によって彼らの 3日間+αを見ていくわけだが、もはやファンタジーの域に達するほどの奇天烈イベントが連発される。よくここまで カオスな文章とシナリオを考えつくものだと感じ入った。本当に収束するのかと疑うほどのフリーダムっぷりだが、 実際ちゃんと収束して、エンディングではやり遂げたという充実感があった。 全体の作りこみようも、ただごとではなかった。キャラグラフィックは人間を加工してシルエットにしているのだが、 相当の量がある上に、珍妙なポーズが多くて笑ってしまう。ノリノリで撮影したんだろうなあと思った。本家同様に 用語解説のTipがふんだんに盛り込まれているが、全部チェックするのは難しいだろう。そして、時たま挿入される スタッフによる実写動画(キャラクターに扮してシーンの実演)がおかしくて仕方ない。すべてがこの面白おかしい シナリオを補強し、昇華させるための演出となっている。本家の空気を取り込みつつも、独自性と遊び心がとても 豊かなのだ。 まさしく本家への愛に満ち溢れた、これぞ同人!というべき労作だった。なお、フリーで短編の番外編がいくつか 公開されているので、こちらもプレイしておこう。とにかく街ファンは要チェックである。
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